広島県における葬儀の手順と流れ
2025/01/31
広島県における葬儀の手順と流れ
葬儀は、故人との最後の別れを告げる大切な儀式です。しかし、いざ葬儀を執り行うことになった際、具体的な流れや準備について戸惑う方も多いでしょう。広島県では地域ごとの風習や特徴があり、一般的な手順とは異なる部分も存在します。本記事では、広島県における葬儀の流れを詳しく解説し、必要な準備や注意点を紹介します。
1. ご臨終
故人が亡くなられた際、まず医師による死亡確認が行われます。病院で亡くなった場合、医師が死亡診断書を発行し、それをもとに役所へ死亡届を提出する必要があります。自宅で亡くなった場合は、かかりつけの医師や警察に連絡し、死亡の確認を行ってもらいます。
死亡届は、死亡後7日以内に提出する必要があり、これをもとに火葬許可証が発行されます。火葬許可証がないと火葬を行うことができないため、速やかに手続きを進めましょう。
2. ご遺体の搬送と安置
ご臨終後、故人のご遺体は病院や自宅から葬儀社の安置施設、または自宅へ搬送されます。葬儀社へ連絡すると、24時間対応で寝台車の手配をしてくれるところが多いです。
安置後、枕飾りを設置し、お線香をあげられるよう準備します。地域によっては「枕経(まくらぎょう)」と呼ばれる簡単な読経を依頼することもあります。
3. 葬儀の打ち合わせ
葬儀社と打ち合わせを行い、以下の内容を決定します:
- 葬儀の形式(一般葬、家族葬、一日葬、直葬など)
- 葬儀の日程(火葬場の予約や宗教者の都合を調整)
- 式場の手配(自宅、斎場、公営施設など)
- 喪主や施主の決定
- 参列者への訃報の連絡
4. 納棺
ご遺体を棺に納める納棺の儀式を行います。希望に応じて、湯灌(ゆかん)と呼ばれる故人の体を清める儀式を行うことも可能です。また、副葬品として、生前愛用していた品物を一緒に納めることもあります。
5. 通夜
通夜は、故人との最後の夜を共に過ごす儀式であり、遺族や近親者が集まって故人を偲びます。広島県では、通夜の後に「通夜振る舞い」として食事を振る舞う習慣がありますが、近年は簡略化されることも増えています。
僧侶による読経の後、参列者が順番に焼香を行います。地域や宗派によっては、お香ではなくお花を手向けることもあります。
6. 葬儀・告別式
葬儀は、故人の冥福を祈る宗教的な儀式であり、告別式は参列者が最後のお別れをする場です。読経や焼香、弔辞の朗読が行われるほか、喪主が参列者に対して挨拶を行うことも一般的です。
7. 出棺
葬儀・告別式の後、棺を火葬場へ搬送します。広島県では、「棺回し」や「茶碗割り」といった風習が一部地域で見られます。棺の前で遺族や参列者が手を合わせ、最後のお別れを告げます。
8. 火葬
火葬場で故人を火葬し、遺骨を拾骨します。骨壺に収めた後、後日納骨を行います。広島県では、友引の日でも火葬場が稼働しているため、日程の調整が比較的柔軟に行えます。
9. 初七日法要
火葬後、初七日(しょなぬか)の法要を行うことが一般的です。近年では、葬儀当日に初七日法要を繰り上げて行うケースも増えています。
10. 精進落とし
初七日法要後、僧侶や参列者へのお礼を兼ねて食事を提供する「精進落とし」が行われます。近年では、コロナ禍の影響で食事の提供を控えるケースも増えています。
11. 各種手続き
葬儀後には、以下の手続きを進める必要があります:
- 死亡届の提出(役所へ提出し、火葬許可証を取得)
- 銀行口座の凍結解除、相続手続き
- 保険や年金の解約・変更手続き
- 位牌や仏壇の手配
まとめ
広島県における葬儀の流れは、全国的な一般的な手順に加えて、地域ごとの特徴や風習が反映されています。葬儀の準備や手続きには多くの工程がありますが、葬儀社と連携しながら進めることで、スムーズに執り行うことができます。事前に流れを把握し、必要な準備を整えておくことが、故人をしっかりと見送るための第一歩となります。
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